'2006.01.15 GP TURBO保存会
EP82GTturbo 修理歴
EP82も中期型ながら立派な10年選手です。時の経つのは早いですね。ぼちぼち故障も起こります。
備えあれば憂い無し。こまめにクルマの調子を見てやりましょう。
INDEX
1.電装関係
2.エンジン
3.シャシー
4.内装関係
5.EP82GTturbo諸元
1.電装関係
(1)バッテリー
バッテリーは標準の34B19Lを積んでいる(ほとんどそんなクルマはないと思うが)
のであれば、今のバッテリがいかれたら迷わず38Bか40Bに換装することをお勧めする。
(2)で触れる、オルタが発電しなくなった時の補償にもなる。お金に余裕があるなら
ボッシュのSRX程度にすれば鬼に金棒。込み入ったE/G(エンジン)ルームなので熱の
持ち方は半端ではない。冷却には慎重すぎるほどであっていい。
自分がつけている電装品の消費電力を考えあわせてバッテリーを選ぶのが吉。
ただし、あまりオーバーサイズのものをつけるとオルタネータの容量アップも考慮しなければならない。(2)オルタネータ
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(3)スタータ(セルモーター)
これについては、私の昔の愛車三菱ミニカエコノ(H11V型、G23Bエンジン搭載)ではよく悩
まされた(リングギヤが摩滅し、いくらセルをオーバーホールしても、すぐにダメになった)
件が懐かしいくらい、EP系では問題はない。
ただし、エンジン回転中(特にターボタイマ動作中)にSTARTまでキーをひねるとスタータに
ダメージを与えるので、記憶にある方は点検されたほうが良いのでは?
(4)ディストリビューター
日本語で言えば「配電器」。高圧コイルで約一万ボルトほどに高められた電気を各シリンダーの
プラグヘ爆発順に振り分ける装置でカムシャフトに直結している部品。故に高温にさらされるため、
カムの出入り付近のゴムシール類やディストリビューター(以後デスビと略す)本体の劣化が原因
でオイル漏れを起こすことがある。10万キロ超えたクルマは要注意の部品。ちなみに現有EP82では
特に問題は起こっていない。
ただし、スパークプラグコードの接続されているキャップは内側の電極が思ったよりえぐれていることが
多いので、状態が悪い場合はローターとセットで交換することをお勧めする。ダストプルーフも新品に
することをお忘れなく。
この部品はエンジン回転になくてはならないものなので、侮る事なかれ。
2.エンジン関係
(1)ウォーターポンプ
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LLC(不凍液)の交換は通常は車検ごとで十分。ディーラーからはサーキットも走らないのに
あまり頻繁に交換しないように、と注意をうけた。(ラジエータのコアに穴があくそうだ)
あとは普段からラジエータリザーバタンクくらいは注意しておこう。(LLCがなければアウト。)
LLCをばかにしていると廃車は近くなる。
エンジンオイルと水(冷却水)は昔からクルマの二大要素なので、なめてかかると痛い目に遭う。
水温計が上に向かって進み出したら、サーモスタットの異常を疑う。まともに水温制御がなされて
いない証拠だ。ここでも参考までに部品代を。(作業は自前でやりました)
部品:ウォーターインレットガスケット @360円×1個=360円(TAX別)
サーモスタット 16325-63011 @1580円×1個=1580円(TAX別)
ラジエータキャップもくたびれてきたら交換だ。ヒーターの効きが悪い場合、サーモスタットは最初に
点検すべきところ。イッている可能性が高い。冬に寒くてはたまらない(実感)。
それだけでなく、オーバークールはエンジン本体にダメージを与える上、燃費まで悪くなる。現在、EP82にはフジツボ製のレガリスマフラーを装着。これはGPturboでレガリスの使用感が良かったため、
納車2ヵ月後に某オークションにてめでたく落札して装着。(純正はベランダ下に保管中。もう限界?)
妻(当時は婚約者)から「そんなものを買うお金があるのなら背広を買いなさい!」と一喝されながら強行突破で
購入した逸品。
3年経ちますが特に問題はありません。
3.シャシー関係
(1)アライメントはとるべきか。
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(2)高速走行時の恐ろしいハンドル振動
だいたい120キロ位から発生するこの手の振動(フラッターという)は、ほとんどホイールバランスの
狂いから起こる。タイヤ交換時には純粋にホイールバランスしか見ないので、たまにはジャッキアップして
フロントホイール左右に揺すってグラつきを点検したほうが良い。
最近はバランサーの性能も上がったようなので、大抵は問題なくバランス調整されるはずである。
ジャッキアップの際にはタイヤを手で回してベアリングの不良も見ておいたほうが良い。
まれにタイヤ自体が長期在庫でうまくバランスが取れないこともある。
。(3)ブレーキパッドについて
今の所、純正で何も問題は起きてません。ただ、フロントのみ価格面で曙製になってます。
リアはDriveJoy製の純正です。
性能よりランニングコストで検討しているのが悲しいところ。(4)クラッチについて
クラッチ板が残り少ないことは重々承知の上でやさしく運転しています(?)
交換するとウン万円なので・・・。もうすでに十分交換時期です。
クラッチマスタには問題が出ていませんが、レリーズシリンダはサビが出ていたため、
シリンダキットを交換しました。
もし、予算に余裕があれば、EP91用のレリーズシリンダと交換するとクラッチ踏力が
軽くなります。(ボルトオンで装着可。)
なるべく早めの交換を心がけたいものです。
(5)シフトレバー、シンクロについて
シンクロはそう簡単に壊れるものではない。ただ、常日頃から回転をなるべく合わせ
るクセをつけておかないと、無理なシフトチェンジによってシンクロナイザのコーンが吹っ飛んでし
まう。それでなくてもギアはいたわろう。壊れると高いから。(勿論、AT乗りの人には関係ない)
ちなみに、4,5速がスカスカになるのはお約束。特に5速は高速道路なんかでシフトダウンしないで
タービン回すと思いっきり負担かかってギアが暴れるようになります。しまいには抜けるように
なります。MTに優しい運転を心がけましょう。
4.内装関係
(1)トランクルーム照明がない
GPturboはスイッチ付のラゲッジルームランプ(ドア・ハッチバック開閉連動)があったのですが、EPは1300ccクラス
であることからか、ありません。まあ、クラスから考えてしょうがない気もしますが、コストダウンがありありと感じられる
ところです。しかも、バンパー側の内装がかなり省略されていることに驚きます。
スペアタイヤを出すときに気づくのですが、普段見えないところは鉄板剥き出しです。
GPturboが見えないところも完全にカバーしていたことを考えると、ちょっとため息です。
ただ走る分には軽量化されて良いのかもしれません。
できれば増設したいアイテムのひとつです。
5.EP82GTturbo諸元
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